築50年余りの連棟、四軒のうち、現在、二軒60,70年代の独身男性がそれぞれ居住されており、現在、建物の築年数経過により、老朽化がかなり激しい状況になっていました。

今後、建物の修繕等も困難となり、更に地震・天災地変により、入居者様の安全も保障できかねない現状であり一番の気掛かりは、近隣（借主の前のお宅）に建物が地震等で倒壊した場合。

損害を与えると同時に危険も懸念しております。
貸主として、近年、契約書（更新）も交わすことなく経過していたこともあり、建物にも寿命があり、居住者様の安全を配慮し退去を求めていたのですが、60代男性が当初から入居され、既に、ご両親様も他界され、現在はおひとり様で、全く身寄りもないとの事、大量の荷物が山積のようでした。

このような借主の状況で、今後どのように入居者様と話し合いを進めていくべきか思案にくれていました。

更に上記の建物の土地が共有名義である為、分筆が必須であり共有名義人が、二人とも90代であることから、早急に分筆をしなくてはいけない状態でした。

先ずこちらの話をじっくり聞いてくださり、最終的にどうしていきたいか、こちらの意向、悩みについて順を追って相談にのりつつ、その都度、いろんな角度から提案して下さいます。

例えば、先方への話の持っていき方や、アプローチの仕方について、細かく具体的に教えて下さいました。

実際、相談させていただいて、相続に関する不動産の資料を集めて下さったことで、改めて現状確認ができた事も、非常に助かりました。
（実家の前道路が、亡くなった祖父名義のままで、祖母へ名義変更しなくてはいけない事に気付けて、対応する事ができました。）

相談の中で、上田さん自身の体験を伺い、この仕事に力を注がれる経緯と熱意を感じました。

一番有難かったことは、沢山話を聞いていただいたことです。

相談している私達がいっぱいいっぱい頭がパンパンになっている中で、最後にその日お話した内容について、改めてきちんとやるべきことなどを整理いただきました。

手書きで簡潔に説明されたり、さらにメールで確認して下さったことで、一緒に聞いていた家族も頭がクリアになり、信頼できる方だとより感じました。

相続というと、なかなか手をつけにくく、行動に移しにくいので、ついつい後回しになります…。

相談させてもらうことで、今後の方向性や進め方など、具体的になりました。

上田さんは親身になって相談にのって下さいますので、是非一度ご相談されることをお勧めいたします。